近年人口流入が加速している首都ポドゴリツァ市では上水道設備自体の老朽化に加えて、ポンプ等の機材も耐用年数を大幅に超過して使用され続けているため、送配水能力が低下し、市内各所で断水や漏水等が頻発するなど、一般市民の日常生活に大きな支障をきたしています。
そのため、ポドゴリツァ市の給水量の約45%を担っているマレザ第二ポンプ場を修復することにより、同市内への送配水を安定的に行うことをさせることに寄与するものです。
この修復により、新たに約7.6万人の住民に給水することが可能となり、慢性的な断水に苦しむ約2.5万人の住民に対しても24時間給水ができるようになります。
さらに、給水の効率化により、年間約1.64メガワットの節電が可能となる予定です。
ポドゴリツァ市上水道公社マレザ第二ポンプ場の揚水ポンプとその制御盤等の送配水関連機材の更新、水量や水圧等の計測機器を新たに整備することにより同市内への送配水を安定的に行います。