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日本人が移住先でつくる団体の中で、中心的な役割を担っていたのは「日本人会」でした。
日本人会はピクニックや運動会といったイベント等を開催するだけの親睦団体ではありません。たとえば、アメリカでは1907年の「日米紳士協約」締結後、領事館から「移住証明書」などの発行業務を任されていました。また、日本の建国を祝う紀元節や天皇誕生日を祝う天長節の祝賀会などを主宰しました。
日本人会のほかにも、同じ出身地の人々の県人会や村人会、同じ移民船に乗り合わせた人々の同船会、ほか、農業組合、商工会議所など様々な団体がつくられました。これらは、出身地や職業などを共有すると同時に、広くは日本語、日本文化への帰属意識に基づく集団で、日本人が移住先で定着する際にそれぞれ重要な役割を果たしました。

進行ルートとオーディオガイドの位置がわかる館内マップ