留学生向け防災理解事業「留学生×防災2023」を実施しました。

2023.12.08

12月1日にJICA留学生(長期研修員)と兵庫県立大学に在籍しているグローバルビジネスコース留学生2年次生を対象に防災体験学習イベントを兵庫県広域防災センターで開催しました。兵庫県の防災の知見や日頃から防災を考える大切さについて学ぶことを目的とし、出身国が多様な16か国43名の留学生同士がイベントを通じて「防災」をキーワードとした意見交換を行いました。

講義・体験・視察の内容

オンシミン講師による講義の様子

兵庫県広域防災センター・オンシミン講師(防災士)から兵庫県が有する防災の知見について講義いただきました。講義では各種別の災害についてお話があり、避難する時に気を付けなければならないこと等をお話いただきました。シンガポールご出身のオンシミンさんは、日本の防災について「日頃からのコミュニケーションの一部」であるとおっしゃっていました。
 講義後は地震体験車・煙避難体験をし、実際の地震の揺れの大きさや、煙の中で避難する難しさを体験しました。

地震体験車

煙避難体験

 広域防災センターにある備蓄倉庫では、災害時の食料や簡易トレイ等、災害に備えられている物資を見学しました。これらの内容を踏まえて、出身国の災害や防災について留学生同士でディスカッションを行い、防災を通して留学生同士の交流も深めることができました。

備蓄倉庫見学

ディスカッションの様子

参加者からの声

ディスカッション後に発表を行い、防災の大切さを学んだと以下のコメントをいただきました。

●防災は日頃からの習慣であり、事前に避難先などの情報を知ることが大切だと感じた。出身国では災害があっても、後に経験が語り継がれることが少なく、同じ地域で同じような災害が起きる。今日学んだことは国に帰って伝えたい。

●他の留学生とのディスカッションを通じて、国によって様々な災害があることを知った。洪水や台風、地震や火山噴火等、種類の違う災害があり、全てにおいて事前“防災”に取り組むことができ、被害を小さくすることができると学んだ。

●今回のイベントを通して命の大切さを再認識することができた。災害が起きた時は躊躇せずに、命を守る行動ができるように普段から準備をしていきたい。

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