「トライやる・ウィーク」-中学生がJICA関西で触れて学んだ、国際協力と職場体験の5日間-

2023.11.30

神戸市内の中学生4人が、11月6日から10日までの5日間、兵庫県下で取り組まれている、地域に学ぶ中学生・体験活動週間「トライやる・ウィーク」※1で 、JICA関西にて職場体験活動を実施しました。中学生たちは、JICAプラザ関西※2を紹介するポスターの作製、館内案内やフロント業務体験、来日したばかりのエチオピアからの研修員来日後手続きのお手伝いなど多くの業務に取り組みました。別々の学校から活動に参加し、今回初めて出会った4人は、5日間の中で、日に日に打ち解け、意見を出し合い試行錯誤しながら活動に取り組んでいました。「同級生の誰よりも楽しい時間を過ごしている自信がある!」という言葉を聞き、トライやる・ウィークの目的である、職場体験を通して働くことの意義や自ら考え行動する大切さを実感すること、そして何よりも仕事を楽しむことを体感してもらえたのではないかと思います。積極的に活動に取り組む姿に、JICAスタッフも刺激を受ける日々でした。4人の5日間の感想を一部抜粋してご紹介します。

※1 阪神・淡路大震災等をきっかけとして1998年より兵庫県教育委員会が兵庫県下で実施している事業です。
※2 JICA関西では、広報展示室・資料室・1階ロビー・食堂を「JICAプラザ関西」として、一体的に国際協力やSDGsに関する情報を発信しています。

中学生の感想

〇JICAの良さを知ってもらうために、ポスター作りをしましたが、その中で、だんだん「こうした方がいいんじゃないか」というアイデアが浮かんできて、とても楽しかったです。この「楽しみ」が社会で働く楽しみの1つだと思いました。このような社会にでて働く体験をさせていただいて、本当に感謝しています。

〇様々な体験をさせていただいて、とても充実した一週間を過ごせました。外国の方との交流や、フロント業務の体験、ポスター作り、館内案内などをして、一生忘れない思い出をつくることができました。学校で新聞を書きますが、楽しかったことをもれなくつづりたいと思います。

〇5日間JICA関西でトライやるウィークの活動をさせていただいてとても楽しかったです。
他校の人と4人で活動して仲良くなれたし、たくさんの体験をすることができてよい経験になりました。

〇JICAの職場体験をさせていただいて、思ったことは、職員の方々がとても優しく、楽しそうに働いているなということです。職場体験に来る前はとても不安でしたが、来てみると、職員の方々がとても親切で、不安はすぐになくなりました。

〇特におどろいたところは、JICAの宿泊施設にユニバーサルデザインが取り入れられていたことです。それは、電気のスイッチを普通よりも下にとりつけて、車いすの人でも使いやすくしていたことです。JICAは国際交流・協力のイメージが強かったけれど、ユニバーサルデザインも取り入れていてとてもすてきだな、すごいなと思いました。

〇あたたかく接していただきありがとうございました。また時間があったら食堂や展示室に行こうと思います。社会経験をしたので、就職の面接のときに思い出してみます。初めてJICA関西に来た自分を後悔するくらいに楽しかったです。

ポスター作りの様子です。中学生同士で話し合い、職員にも相談しながら作業を進めました。

JICAプラザやJICA×大阪・関西万博についてまとめたポスターです。食堂前に掲示しますので、
お越しの際はぜひご覧ください。

JICAプラザを訪問した他校の生徒へ展示室を案内しました。

エチオピアの研修員へ英語とアムハラ語(現地語)を使って自己紹介しました。
テナ イステリン(こんにちは)!

エチオピアからの研修員へ来日後手続きのお手伝いを体験しました。

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