JICA海外協力隊2023年度3次隊 自治体への派遣前表敬及び帰国後表敬を実施しました

2024.02.01

JICA海外協力隊2023年度3次隊43名が1月9日(火)~1月19日(金)に関西2府3県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県)と22市町(注1)に、派遣前の表敬訪問を行いました。また、7名の帰国隊員が同時期に京都府・大阪府・兵庫県・京都市・大阪市・吹田市・神戸市で帰国後表敬を行いました。

ODA70周年の節目に関西から世界へ!!

JICA海外協力隊として派遣される隊員は 、出発時に住所のある都道府県と市区町村の自治体 (注2)へ、表敬訪問を行います。派遣に向けた意気込みをお伝えすることで、地域を代表して派遣されることへの認識と自覚を深める、出発前の隊員にとって大切な機会となっています。今回の表敬訪問でも、各自治体の首長をはじめとする皆様が、隊員一人一人に関心を寄せてくださり、あたたかく送り出してくださいました。

今年は日本が政府開発援助(ODA)を開始してから70周年となります。この節目の年の最初となる今回の派遣隊員の中には、「父親が協力隊経験者で小さいころから興味を持ち、世界中で必要とされる看護師を目指した」という隊員や、「高校時代の恩師が協力隊経験者でその影響を受けていつか国際協力をという思いを持ち続けていた」という隊員、「同僚に協力隊経験者がいて協力隊のことを知り、世界の現場が知りたいと参加を決意した」隊員など、協力隊経験者の影響で参加を志した隊員が多くいました。1965年から続く協力隊事業が59年目を迎える中、次の世代、次の人へと受け継がれていること、そして協力隊経験者の影響力の大きさが分かります。世界の誰かのために自分にできることをと、「利他」の心で挑戦する隊員の皆さんの思いに胸が熱くなりました。
帰国した隊員の表敬訪問も同時に行い、活動報告を行いました。コロナ禍での不安の中で出発した隊員たちの、未知の国での試行錯誤・創意工夫しながらの現地の人々と過ごした体験談に、各自治体の皆様にも関心を持って耳を傾けていただきました。「派遣国のことを嫌いになったのも、好きにさせてくれたのも現地の人」と話す隊員の言葉に、現地の人たちと向き合って過ごした2年間の重みが表れています。

今回も多数のメディアからの取材があり、JICA海外協力隊に関心を寄せて下さっていることがうかがえました。
ご対応いただいた自治体の皆様に心から感謝するとともに、2023年度3次隊の皆さんの任国でのご活躍、帰国隊員の皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りいたします。

(注1)
・滋賀県:大津市、近江八幡市、守山市
・京都府:京都市、亀岡市、城陽市、長岡京市、京田辺市、木津川市
・大阪府:大阪市、豊中市、吹田市、枚方市、茨木市、寝屋川市、松原市
・兵庫県:神戸市、姫路市、明石市、洲本市
・和歌山県:和歌山市、海南市
(注2)
・勤務先の住所地などに変更する場合もあります。

1月9日滋賀県表敬訪問
派遣前隊員3名

1月16日和歌山県表敬訪問
派遣前隊員2名

1月19日兵庫県表敬訪問
派遣前隊員9名 帰国後隊員3名

1月19日大阪府表敬訪問
派遣前隊員15名 帰国後隊員3名

1月19日京都府表敬訪問
派遣前隊員13名 帰国後隊員1名

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