教師海外研修でラオスに行ってきました!

2023.10.26

JICAラオス事務所訪問

JICA筑波では、開発教育(国際理解教育)に関心を持つ小・中・高校、特別支援学校等の教員及び教育委員会等で教育を担当する方々を対象に「教師海外研修」を行っています。
今年は3年振りの研修となり、茨城県から4名、栃木県から4名の計8名の教員の方々が参加し、ラオスにて研修(2023年8月6日~16日)を実施しました。

ラオス渡航前には事前研修を実施。同国でのJICAの国際協力の取り組みについて学び、JICA筑波で農業の研修を受けているラオス人研修員によるラオス語講座を受講、またJICA海外協力隊として同国で活動された方の話を聞くなど、ラオスと日本との繋がりや文化などをについて理解を深めました。

現地研修では、様々な国際協力の現場や学校を訪問、村でのホームステイも体験しました。

救急救命措置の講習

日本人講師による説明

国際協力現場の視察先の一つとして、JICA筑波が筑波大学を実施団体として実施する草の根技術協力事業「交通事故から住民の命を守る救命救急活動支援プロジェクト 」を見学。ラオスのレスキュー隊員のほとんどがボランティアであるという現状を知り、参加者は、日本での救命救急や医療の環境が、他国では当たり前ではないことを学びました。

現地では、国際協力の現場の見学だけでなく、現地の小学校や日本語を学ぶ大学生との交流も行いました。交流する児童や学生がより日本への興味関心を高めてくれるよう、訪問前から参加者同士で話し合い、綿密に計画を練っていた先生たち。実際の交流を通して、先生方からは「国や文化が異なっていても、通じるものが沢山あると感じた」、「大学生の日本語への学習意欲の高さに感動した」という感想が聞かれました。

小学校での交流

日本語学科の大学生との交流

今回の研修を通して、参加した先生方はラオスと日本の共通点や日本の持つ可能性、そして、日本の当たり前が世界では当たり前ではないことを再認識するなど沢山の学びを得ることができたようでした。また、帰国後はこの学びをより多くの生徒や教員に伝えたいという意欲と自信に溢れた表情が印象的でした。
先生方は、これから各所属校で実践授業を実施されます。ラオスで体験したこと、感じたことを生徒に沢山届けて頂けることを期待しています。

ラオス教師海外研修の詳細や先生方の実践授業の様子は、2024年3月頃にJICA筑波のウェブサイトに掲載予定です。
また、教師海外研修は、来年も実施予定です。募集開始時には当センターのウェブサイトやSNSでご案内いたします。

ご参考

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