JDR医療チームが診療を開始

2019年4月5日

国際緊急援助隊(JDR)医療チームは、4月2日、モザンビークのサイクロン被災地で診療活動を開始しました。

JDR医療チームが活動しているグアラ・グアラ地区は、今回のサイクロンで甚大な被害を受けたソファラ州の中でも、道路の寸断により医療支援の手が届いていなかったエリアです。JDR医療チームは、資機材をヘリコプターなどで輸送し、 同地区に野外診療所を設置しました。

初日の活動では、患者さんの多くが、乳幼児でした。心配そうに見守る母親も、日本人医師の診察を受けた我が子の様子に安堵しているようでした。また、破傷風が重症化していた少年は、JDR医療チームの看護師が付き添って、州都の総合病院までヘリコプターと救急車を乗り継いで緊急搬送されました。

3月15日にモザンビークを襲った大型サイクロンの被害は広範囲に及び、およそ180万人が被災しています。

日本はこの災害に対し、医師、看護師など27名のJDR医療チームを被災地に派遣したほか、緊急医療チーム調整所(EMTCC)の運営を支援するためにJDR専門家チーム2名を派遣。JICAを通じて浄水器などの緊急援助物資を供与しています。

【画像】

クリニックを開設

【画像】

幼児を診察中