2019年4月10日
ジンバブエ共和国におけるサイクロン被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
ジンバブエに対し供与する緊急援助物資は、4月7日夕刻に首都ハラレへ到着しました。翌8日15時(現地時間)より、ハラレ国際空港にて、ジンバブエ側からジェエニファ・ムヒャンガ地方行政・公共事業・住宅副大臣が、日本側から岩藤俊幸駐ジンバブエ大使、吉新主門JICAジンバブエ支所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、ムヒャンガ副大臣より、被災地のニーズを踏まえた日本の迅速な支援に対し、深い感謝の意が示されるとともに、到着した物資は、速やかに甚大な被害を受けた被災地に配送する旨が述べられました。これに対し、岩藤大使より、日本からの支援物資が一刻も早く被災地に届けられ、被災者の生活環境が改善されることを希望する旨、発言がありました。
また、最も被害が大きい被災地マニカランド州から2名の同地方行政省緊急支援担当者が、3月31日から4月13日まで日本に滞在し、JICA課題別研修コース「迅速な復旧、より良い復興に向けた防災」に参加しています。
なお、今回供与した援助物資は、国連世界食糧計画(WFP)を通じ、被災地に届けられます。