トルコ共和国における地震被害に対する国際緊急援助隊・救助チームの帰国

2023.02.17

我が国は、今般のトルコ共和国南東部を震源とする地震の発生直後に、国際緊急援助隊・救助チーム74名を同国に派遣し、被害が深刻なカフラマンマラシュで、いち早く救助活動を行ってきました。また、10日には国際緊急援助隊・医療チームを派遣、13日には自衛隊部隊により同チームに必要な資機材を迅速かつ確実に届けるなど、現地で被災された人々のために最大限の支援を継続しています。
捜索・救助活動については、地震発生から1週間以上が経過しており、現地のニーズが救助活動から災害復旧へと変化していく中、各国からの救助チームの帰国に向けた作業が進められています。こうした状況を踏まえ、我が国としても、救助チームについてはその任務を終了し、15日に帰国することとなりました。
我が国の救助チームの迅速な派遣及びこれまでの活動に対しては、トルコ共和国政府から謝意が表明されました。
国際緊急援助隊・医療チームは、既に被災地で活動を開始しています。我が国は、今後も国際緊急援助隊による人的貢献を継続していくとともに、緊急援助物資の供与、ODAによる緊急支援等を通じて、トルコ共和国に対する支援を実施していきます。

(参考)国際緊急援助隊・救助チーム
(1)国際緊急援助隊・救助チーム:USAR(Urban Search and Rescue)と呼ばれる分野の都市型災害に対応する捜索救助のチーム。地震等で倒壊した建物等の下から負傷者を救出することに専門性を有する。
(2)2月6日の地震発生を受けて、日本政府は、同日中にトルコ共和国への国際緊急援助隊・救助チームの派遣を決定。同救助チームの第一陣(先遣隊)は、2月6日のうちに日本を発ち、現地時間7日から捜索・救助活動を開始していた。

以 上

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救助活動を行う隊員

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任務を終えトルコ共和国より帰国した国際緊急援助隊・救助チーム

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