バングラデシュ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:裾野産業の育成、現地企業と外国企業との連携強化・関係構築を通じ、産業の多角化に貢献

#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs

2023.12.21

国際協力機構(JICA)は、12月21日、ダッカにて、バングラデシュ人民共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「産業競争力強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

バングラデシュの経済構造は、縫製品輸出と海外労働者送金に過度に依存しています。国民の生活水準の向上を支える経済成長を維持するためには、製造業を中心とした国内市場向けに競争力があるや輸出競争力のある産業を育成し、産業の多角化を図ることが必要です。

こうした状況を踏まえ、JICAはこれまで「投資促進・産業競争力強化プロジェクト」(2017~2022)を通じて、ビジネス環境の整備、投資促進、裾野産業振興にかかる政策、施策への支援、経済特区の運営体制の整備などを行ってきました。本事業は、この中でも産業振興体制の強化の成果を活用し発展させながら、裾野産業の育成、産業競争力強化に更に焦点をあてるものです。特に産業競争力強化の政策実施、外国企業と現地企業の連携強化・関係構築に資する産業人材育成及びマッチング機能を中心に、これらの取組みの実施体制の強化を図ります。これらにより産業競争力の強化及び産業振興に寄与し、SDGsゴール8(働きがいも経済成長も)及びゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)に貢献します。 

署名式の様子

署名式の様子

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 バングラデシュ人民共和国
案件名 産業競争力強化プロジェクト
実施予定期間 48ヵ月
実施機関 産業省及び関連団体 
対象地域 ダッカを含むバングラデシュにおける主要な産業都市
具体的事業内容(予定) ・ 産業競争力強化、多角化に貢献する製造業セクターにおける政策実施能力の向上
・ ライトエンジニアリング及びプラスチック産業におけるプロジェクトの対象とする技術について、研修実施機関が提供する研修の質の改善
・ 外国企業とのリンケージ形成のため、必要な情報と実施体制を整備及びマッチング機能の強化

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