開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 持続可能なカカオ産業の実現に向けた取組実績をまとめたレポートを発表!

2024.04.23

国際協力機構(JICA)が事務局を務める「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(以下、プラットフォーム)は、4月17日、2023年度のプラットフォームの活動をまとめた年次レポ―トを発表しました。レポートでは、プラットフォーム会員企業・団体が個々に実施している持続可能なカカオ産業の実現に向けた取組みも紹介しています。

本プラットフォームは、2020年1月に、社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業の実現を目的として設立されました。多様な関係者が共創・協働するための「場」として、業界団体、食品メーカー、商社、NGO、コンサルティング企業など62企業・団体会員、133個人が参加しています(2024年3月時点)。

2023年度は、プラットフォームの活動として、カカオ農家の所得向上や児童労働、森林保全に関する勉強会を実施した他、教育機関向けの出前講座を行いました。また、初の取組みとして、2024年3月にカカオ主要生産国であるガーナへのスタディツアーを実施し、カカオ農園や製造工場・倉庫・市場の視察、現地政府や開発パートナーとの意見交換等を行いました。現地での視察は、自身の目で見て感じ、理解し、それぞれの立場での行動へと繋げていける貴重な機会になりました。
またチョコレートの裏側にある社会問題を消費者に知っていただくために、大阪の商業施設での展示・トークイベント開催、「児童労働撤廃に向けたセクター別アクション」に基づく企業・団体の取組状況をまとめたレポートの発表、著名人との共演による啓発動画の作成を行いました。

企業・団体会員の活動として、メーカー各社による児童労働のリスク調査や持続可能なカカオ豆調達の実践、コンサルティング会社による企業への人権デューディリジェンス支援、NGO・NPOなどによる認証制度の強化等を行いました。

プラットフォームでは、カカオ産業の課題解決に向けた関係者の協働を促進するとともに、その活動を発信し、持続可能なカカオ産業の実現に貢献していきます。

▼レポートの中で取組を紹介している企業・団体(28企業・団体)

イシヤマユウエン合同会社
特定非営利活動法人ACE
株式会社オウルズコンサルティンググループ
公益財団法人国際緑化推進センター (JIFPRO)
国分グループ本社株式会社
株式会社コータロー
株式会社コンフィテーラ
一般社団法人持続可能なサプライチェーン研究所
独立行政法人国際協力機構(JICA)
株式会社シンメイ
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
一般社団法人ソリダリダード・ジャパン
株式会社立花商店
チョコレートデザイン株式会社
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
日本大学 国際関係学部 鈴木ゼミナール
日本チョコレート・ココア協会
バリーカレボ—ジャパン株式会社
株式会社パートナーズ・ジャパンYAMATE
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
不二製油グループ本社株式会社
明治ホールディングス株式会社
森永製菓株式会社
有楽製菓株式会社
株式会社ラーベン・アンド・ニールセン
レインフォレスト・アライアンス
ロッツ株式会社
株式会社ロッテ

カカオ農園の様子

カカオ農園の様子

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