開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム

1.「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」について

【画像】法律で定められた就業最低年齢を下回る年齢の児童によって行われる労働である児童労働は、いまだ世界各地で見られ、世界では1億5,200万人が児童労働をしていると言われています(ILO:2017年)。

国際社会は児童労働を禁止しており、持続可能な開発目標(SDGs)ターゲット8.7においても、2025年までにあらゆる形態の児童労働を撤廃することが謳われています。しかしながら、まだまだ多くの児童労働が存在するのが現状です。

こうした状況を改善すべく、JICAはガーナのカカオ産業(注)に着目しました。

(注)日本はカカオ豆の7割以上をガーナから輸入。ガーナでは約5人に1人の子どもが児童労働に従事していると言われ、カカオ産業も無縁ではない。

これまでガーナ政府雇用労働関係省や関係機関、NGO、日本の企業・業界団体等の様々な方と意見交換をする中で、多くの関係者が集まり共に課題を解決していく「場」の必要性、また、児童労働以外にも、森林破壊への対応、カカオ豆の生産性改善に関する事項等、カカオを取り巻く様々な課題への取り組みの必要性が明らかになりました。

こうした状況を踏まえ、JICAは、児童労働に限らずより広い視点で課題を捉え、社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業(サステイナブル・カカオ)というテーマの下で、多くの関係者が集まり情報・経験を共有するとともに、協働するための「場」として、2020年1月に「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(以下「プラットフォーム」という。)を設立しました。

プラットフォームでは、開発途上国のサステイナブル・カカオに関連する支援活動及び責任ある企業行動等に関する情報・経験の共有、協働の促進に向けた協議・調整、国内外に対する発信を行う予定です。

具体的には、イベントの開催や定期的なメール配信・ウェブサイトの更新等により、カカオを取り巻く様々な最新情報・経験の共有を行います。JICAが参加した国際会議の報告や、JICA現地事務所からの生の声をお届けする機会も設ける予定です。また、本邦関係者間での連携を促進するため、分科会の設置も検討しています。

趣旨にご賛同いただける方は、どなたでも無料で参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。

2.プラットフォーム設立以降の活動

(1)2020年度

2021年3月12日(金)14:00~15:30 サステイナブル・カカオとは?-チョコレート選びの新たな視点-

2020年12月21日(月)15:00~16:30 サステイナブル・カカオに関する勉強会

概要

プレゼンテーション1)「ガーナ政府が進める児童労働フリーゾーン」(認定特定非営利活動法人ACE 白木朋子)
ガーナ政府の児童労働フリーゾーンの取組は今後いよいよ実施段階に入ってきます。ガイドライン策定を支援してきたACEが、ガイドラインに基づいて、児童労働フリーゾーンの概要と今後の展開の見通しを紹介しました。
プレゼンテーション2)「児童労働撤廃に向けた国際通商ルール」(デロイト トーマツ グループ 小野美和)
デロイトが提案する「児童労働のない製品の関税をゼロにする」国際通商ルールを紹介しました。また、児童労働の国内外の現状と対応策について網羅的にまとめたレポート「児童労働白書」(近日発行予定)をご案内しました。
プレゼンテーション3)「エクアドル:サステイナブル・カカオ・バリューチェーン構築に向けた官民の取組」(株式会社パデコ 山森正巳)
希少最高級カカオの生産地、エクアドル。エクアドル政府は、持続可能なカカオ生産の推進を通じて先進国の新たな市場開拓にも力を入れていることから、日本の市場にも強い関心を持っています。エクアドルで貿易アドバイザーとして活躍されている山森専門家がエクアドルのサステイナブル・カカオを紹介しました。

資料

2020年6月3日(水) 15:30~17:30 Online Study Session on Child Labour and Business

(2)2019年度

2020年2月9日(日) 14:00~15:30

2020年2月9日(日) 11:00~12:00

2020年2月8日(土)・2月9日(日) 10:00~15:00

  • 【イベント】国際フェスタinとかち2020(無料映画上映会&トークショー「バレンタイン一揆」)

2020年2月5日(水) 15:00~17:00
一般公開イベント「SDGsとチョコレート-持続可能な未来のためにできること-」

2020年1月25日(土) 13:00~16:00

参考:プラットフォーム設立以前の取り組み

2019年12月17日 「サステイナブル・カカオに向けた共創ワークショップ」

2019年8月28日 TICAD7サイドイベント 人間中心の「法の支配」の実現に向けて-児童労働撤廃の取組みからの学び-

2019年7月31日 Co-creation workshop on child labour free zones to discuss the current situation and issues around child labour in the cocoa industry in Ghana

  • アクラで開催されたガーナ政府雇用労働関係省及びJICAの共催イベント

参考:関連する取り組み

海外投融資 ガーナ「カカオ豆バリューチェーン強化事業」

(3)「サステイナブル・カカオ・ニュース」(メールマガジン)

会員の方へ、月2回をめどに、サステイナブル・カカオ、児童労働、責任ある企業行動等に関する様々な最新情報や、関連するイベントのご案内等を目的としたメールマガジンを配信しています。

(4)フォーラム(定例会)・分科会

原則として年1回、プラットフォーム会員の皆様にご参集頂くフォーラム(定例会)を開催するとともに、会員の皆様のより活発な情報交換を目的として特定のテーマごとに「分科会」を設けたいと考えています。詳細は順次更新していきます。

3.登録案内

「プラットフォーム」への会員登録をご希望の場合は、以下の運営要領をご確認いただいた上で、会員登録申込書を以下のメールアドレスに送付ください。

(注)圧縮ファイル添付での登録依頼はセキュリティシステムの関係で受信できませんのでご留意願います。必要に応じてWordまたはPDFにパスワードロックをおかけください。ただしお使いの情報システムによってはパスワードロックをすると自動的に圧縮ファイルになるものもございますので事前にご確認願います。

メールアドレス:sustainable_cocoa@jica.go.jp

(注)Wordでのご提出が困難な方はこちらでの申し込みをお願い致します。

4.問い合わせ先

「プラットフォーム」全般に関するお問い合わせは、下記へご連絡ください。

JICAガバナンス・平和構築部内「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」事務局

メールアドレス:sustainable_cocoa@jica.go.jp