本邦企業/団体向けモンゴル国ICTビジネスマッチング/スタディツアーを開催しました。

掲載日:2023.10.05

イベント |

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ビジネスマッチングイベントで発表する様子

時 期:2023年6月5日から11日
場 所:モンゴル国ウランバートル市
主 催:国際協力機構(JICA)

6月5日から11日まで、計19の本邦企業/団体を対象に、モンゴルにてICTビジネスマッチング/スタディツアーを実施しました。本ツアーでは、現地モンゴルの銀行と共催したビジネスマッチング、モンゴルにある日本式高専への訪問、日モ両国の学生を対象としたDXビジネスプランコンテストの視察、日本帰国留学生の会(JUGAMO)や「工学系高等教育支援事業」(通称:MJEED、円借款、2015年8月~27年6月)」の卒業生との交流イベントへの参加、ウランバートルの「ゲル地区[1]」と呼ばれる貧困地域の視察等を実施しました。
JICAはモンゴルにて、民間セクター開発、ICT・デジタル分野の協力として、「モンゴル日本人材開発センタービジネス人材育成・交流拠点機能強化プロジェクトフェーズ2」(技プロ、2020年4月~25年4月)、「モンゴル国ICT・デジタル産業及びスタートアップ振興情報収集・確認調査」(2023年3月~25年4月)、MJEED等、複数の案件を実施中です。また、本年8月からは、日本とモンゴルの両国の企業、NGO、教育研究機関、自治体、金融機関等が、それぞれの有する技術、アイディア、ネットワーク、資金等を持ち寄って、モンゴルの社会課題を解決することを目的とした、Mongolia Open Innovation and Co-creation for SDGs(MICS)を、ウランバートルにて実施予定です(詳細はこちら)。
本ツアーは、関連するJICAプロジェクトと本邦企業との連携や、ICT・デジタル、DX等をテーマとした民間連携事業への応募の促進を目的に実施しました。参加した19の本邦企業/団体(本邦企業16社、大学、高専、NPO法人各1団体)は、本ツアーに関心のある本邦企業/団体の経営者或いは意思決定者に近い立場にある経営幹部等として選定しました。
また、モンゴル滞在中は、在モンゴル日本大使館の小林大使より、ICT企業との交流イベントの中で、本ツアーへの参加企業/団体に対して、ご挨拶をいただきました。
本ツアーの参加者からは、「ビジネスマッチングを通じて、パートナー企業の候補が見つかり満足。ゲル地区問題など、モンゴルの社会課題を垣間見て、モンゴルの問題を自分達の技術でなんとかしたいと感じた」等、JICAが有する現場やステークホルダーとの繋がりを生かしたプログラムを評価するコメントが複数寄せられました。
また、モンゴル政府関係者からも、本邦企業とのビジネスの実現へ高い期待が寄せられるとともに、6月25日から7月1日にかけて訪日するデジタル通信・開発大臣及びモンゴルのスタートアップ約8社と東京、福岡にて実施予定のピッチイベントにて両国企業間のビジネス交流を更に促進させたいと、強い意欲が示されました(詳細はこちら)。

ビジネスマッチング/スタディツアー・プログラム

時間 行 程
6月5日(月) ・移動(日本国内→ウランバートル市)
6月6日(火) AM ・モンゴル日本人材開発センター、ITパーク訪問
PM ・DXCUP2023視察
6月7日(水) AM ・貿易開発銀行(TDB)への訪問、視察
PM ・TDBとの共催ビジネスマッチングイベント
・JUGAMOやMJEED 卒業生との交流イベント
6月8日(木) AM ・(A日程)就職説明会の実施
・(B日程)モンゴルのスタートアップを含むICT企業訪問
PM ・ゴロムト銀行との共催ビジネス交流イベント
6月9日(金) AM ・モンゴル科学技術大学付属高専、新モンゴル高専への訪問
PM・夜 ・ジャパンチャンバー主催「Golden week(ビジネス交流イベント」への参加
6月10日(土) AM ・モンゴル高専への訪問
・ゲル地区への訪問
PM・夜 ・デジタル通信・開発省、IT パーク主催「ICT EXPO」への参加
・ICT・デジタル関連企業、団体とのネットワーキング
6月11日(日) AM ・移動(ウランバートル市→日本国内)

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JUGAMOやMJEED 卒業生との交流イベント

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TDBとのビジネスマッチングイベントの様子

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ビジネスマッチングイベントで発表する様子

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モンゴル高専前での集合写真

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現地大手AI開発企業アンドグローバル社の代表から説明を聞く様子

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新モンゴル高専にて説明を聞く参加者