カンボジア国シハヌークビル港新コンテナターミナル起工式開催!

掲載日:2023.12.26

イベント |

シハヌークビル港湾公社によるシハヌークビル港新コンテナターミナルの説明を聞くフン・マネット首相

シハヌークビル港湾公社によるシハヌークビル港新コンテナターミナルの説明を聞くフン・マネット首相

概要

会議名:「シハヌークビル港新コンテナターミナル整備事業」起工式
開催日: 2023年12月22日(金)
主催: カンボジア港湾公社(PAS)
場所:カンボジア、シハヌークビル

主な参加者

カンボジア側からフン・マネット首相をはじめ、スン・チャントール副首相、サイ・サム・アル副首相、ペン・ポーニア公共事業運輸大臣が参加し、日本側から石橋林太郎国土交通大臣政務官、植野篤志在カンボジア日本国大使など約3,500名が参加しました。

内容

カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港は、カンボジアの輸出入コンテナ貨物の約7割を取り扱っており、太平洋とインド洋を結ぶ結節点かつ南部経済回廊の要衝に位置する、地政学的・経済的に極めて重要な港となっています。
2022年3月、岸田首相がカンボジアを訪問した際の首脳会談では、シハヌークビル港を地域の中核港として機能させるべく日本は最大限協力していくことを表明しています。
同港に対し、日本は過去20年以上にわたり、あらゆる開発スキームを活用し協力を実施してきました。こうした協力を通じて、JICAはシハヌークビル港湾公社にとって最も重要なパートナーとしてカンボジアの物流に大きく貢献するとともに、同港は日本・カンボジア間の友好関係を象徴する港となっています。

カンボジアの堅調な経済成長を背景に、シハヌークビル港が扱うコンテナ貨物取扱量は今後も増加が見込まれており、日本の協力により新コンテナターミナルが整備されます。12月22日、その起工式が、カンボジアのフン・マネット首相参列のもと開催されました。

今後、3つのバースにわたる新コンテナターミナルの整備により、コンテナ取扱能力は現状の約75万TEU(※)から、約3.5倍の約250万TEUになる見込みです。
また、技術協力を通じて新コンテナターミナルの運営・管理体制の構築にも取り組んでいきます。
※TEU(Twenty-foot Equivalent Unit):20フィートコンテナを1単位として、港湾が取り扱う貨物量を表す単位(585文字)

起工デモンストレーションの様子

起工デモンストレーションの様子

起工デモンストレーションを行うフン・マネット首相と石橋林太郎国土交通大臣政務官

起工デモンストレーションを行うフン・マネット首相と石橋林太郎国土交通大臣政務官

起工式に参加する約3,500人の参加者

起工式に参加する約3,500人の参加者