ボランティアレポート「ボランティアにできること」

2023.08.02

名 前:船田 ひかり
隊 次:2021年度2次隊
職 種:小学校教育
配属先:カブドゥラ小学校
出身地:北海道苫小牧市

私は首都から50~60キロほど離れたカブドゥラゾーンにあるカブドゥラ小学校でスタンダード6(10~15歳)の生徒に算数を教えています。

前回のボランティアレポートから約8ヵ月たった今でも、
子どもたちに私の話す英語がなかなか伝わらないし、
子どもたちが話す現地語も私はなんとなくしかわかりません。

私の活動要請・目標は子どもたちの基礎計算能力・数概念の理解度の向上や、教授法を先生に伝えることですが、
言葉がスムーズに伝わらない環境で、活動要請・目標を達成できたかと聞かれると
胸を張って「できた!」とはとても言えません。

それではボランティアとして私がこの学校にいる意味はなんでしょうか?
私にできることは何かあるのでしょうか?

答えはハッキリとは出ませんが、
大事なのは日々の生活を子どもたちと一緒に楽しむことなのかな?とこの2年を通し思うようになりました。

一緒にとうもろこしや大豆を収穫したり、

(大豆の収穫の様子)

(大豆の収穫の様子)

(トウモロコシの収穫の様子)

(トウモロコシの収穫の様子)

(子どもと校庭を耕す様子)

(子どもと校庭を耕す様子)

(調理実習でシマを作る生徒、丁寧に作り方を教えてくれます。)

(調理実習でシマを作る生徒、丁寧に作り方を教えてくれます。)

(調理実習でできたものをみんなで食べている様子)

(調理実習でできたものをみんなで食べている様子)

日本の文化や遊びを紹介したり、

(あたまかたひざぽんを子どもたちに教えている様子)

(あたまかたひざぽんを子どもたちに教えている様子)

教科書や教材がない中で工夫して子どもたちと共に学んだり、

(課題:「自分の身体を使って直角を作る」に取り組んでいる生徒)

(課題:「自分の身体を使って直角を作る」に取り組んでいる生徒)

(課題:「自分の身体を使って鋭角を作る」に取り組んでいる生徒)

(課題:「自分の身体を使って鋭角を作る」に取り組んでいる生徒)

言葉が通じなくても、子どもたちと時間を共有することで伝えられることがあったのではないかと思います。

私が子どもたちに与える影響は微々たるものです。
私がこの学校にいたからといって、子どもたちの将来の就職先が増えるわけではありません。年収が増えるわけではありません。村が急に発展するわけではありません。
子どもたちの世界・生活は変わらないでしょう。

それでも、子どもたちが大人になったとき
「あのとき楽しかったな。」「日本、日本人っておもしろいな。」と思い返したり、
いつかどこかで私以外の日本人に出会ったときに、親しみを感じてくれたら
それだけで、私のマラウイでの2年間はとても意味のあるものだったと感じます。

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