2020年度「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)」新規採択案件の決定について

2020年6月25日

JICAは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)及び国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施した外部有識者委員会による選考結果を踏まえ、SATREPSの2020年度新規採択案件として、以下の12件を決定しました。なお、今後、相手国との案件実施に向けた協議及び合意取り付けを経た上での実施となります。


【領域:環境】
1.アラル海地域における水利用効率と塩害の制御に向けた気候にレジリエントな革新的技術開発(ウズベキスタン共和国)
2.アンデス-アマゾンにおける山地森林生態系保全のための統合型森林管理システムの構築(ペルー共和国)

【領域:低炭素社会】
1.脱炭素社会に向けた炭酸塩化を利用したカーボンリサイクルシステムの開発(南アフリカ共和国)
2.生物循環グリーン(BCG)経済実現に向けたウキクサ-共存微生物資源価値の包括的開拓(タイ王国)

【領域:生物資源】
1.ナイルの源流エチオピア・タナ湖で過剰繁茂する水草バイオマスの管理手法と有効利用プロセスの確立(エチオピア連邦共和国)
2.ゴムノキのPestalotiopsis菌広域感染を防止するための多角的駆除(インドネシア共和国)
3.難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立(フィリピン共和国)

【領域:防災】
1.地震直後におけるリマ市内インフラ被災程度の予測・観測のための統合型エキスパートシステムの開発(ペルー共和国)
2.タイ国における自然災害リスクを考慮に入れたインフラマネジメント技術の開発(タイ王国)
3.ミャンマーの都市部における災害への備えのための定量的かつ総合的な地震リスク評価(ミャンマー連邦共和国)

【領域:感染症】
1.ミャンマーにおける革新的AMRサーベイランスシステムの構築とAMR診断技術の開発研究(ミャンマー連邦共和国)
2.感染症創薬の実現に向けた薬剤の至適化と前臨床試験の確立(インドネシア共和国/マレーシア)

上記案件の概要は、以下のPDF文書をご参照ください。