アフガニスタン・イスラム共和国(アフガニスタン国とする)の首都カブールでは、国外避難民の帰還や都市部への人口流入により、急激な人口増加が進んでいる。このために旧来の都市計画制度による計画が追いつかず、居住地区の無秩序な拡大により水質・大気・土壌の汚染、交通渋滞、衛生環境の悪化などの都市問題が進行し、都市経済の成長・発展に深刻な影響を及ぼしている。カブール市は、適切な都市化と都市環境改善を最重要課題としており、JICAは2010年から2015年にかけて「カブール首都圏開発計画推進プロジェクト(GKD)」を実施し、これら課題の改善に向けて技術協力を行った。
上述プロジェクトの一環…