92.バイオエネルギーの先進国タイのラヨーン畑作物研究センターで供与機材を検収

2017年1月23日

ベトナムのビール市場で日系トップ・シェアを誇るサッポロビールが、タイで凄いニュースを発表しました。ビールで培った発酵技術を駆使し、キャッサバの「デンプン」ではなく「パルプ」、つまり、キャッサバ・イモからデンプンを搾り取った残り粕から、バイオエタノールを作るというのです(タイではこの搾りかすが年間260万トンも廃棄されているそうです!)。これがなぜ凄いかというと、食べ物と競合しない非食用のバイオマスを原料にする「第2世代」のバイオ燃料だからです(キャッサバ・パルプを原料としたものでは文字通り「世界初」)。そんなバイオエネルギー先進国タイのカウンターパート、ラヨーン畑作物研究センターに、プロジェクトは分子生物学的研究のための機材を供与し、その検収を行いました。

【画像】

ファヌワット研究員(右)と機材を検収するJICAタイ事務所の樽見所員

【画像】

ラヨーン畑作物研究センター一同と機材の維持管理について議論するJICAタイ事務所の樽見所員(右から二人目)