586.ベトナム、南部ウイルス病感染地調査

2019年4月30日

東京農大の夏秋先生と同大学に留学中のタイのファヌワットさんが南ベトナム・ドンナイ省のフンロック農業研究センターを訪れ、DNAのあらたな抽出法を伝授するとともに、dry LAMP法によりファイトプラズマを検出するために新規に開発した技術のデモンストレーションを行いました。さらに、同省や周辺のウイルス病感染地であるタイニン省、ビンズオン省などの調査を行いました。調査で収集した試料から病原の検出を行った結果、ファイトプラズマが原因であるてんぐ巣病が多数発生していること、一部は、ファイトプラズマとともにウイルス病(SLCMV)が重複感染していることが明らかになりました。

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夏秋先生(中央)とフンロック農業研究センターのカウンターパート

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フンロック農業研究センターのキャッサバ圃場を調査する九大留学中のチエンさん(左)と東京農大留学中のファヌワットさん

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フンロック農業研究センターのカウンターパートにDNAのあらたな抽出法を伝授するタイのファヌワットさん