PTI校長研修を実施しました

2011年1月11日

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PTI校長研修スカイプ会議の様子1

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PTI校長研修スカイプ会議の様子2

1月9〜10日の2日間、ダッカから北へ車で120kmほど行ったマイメンシン県にある、国立初等教育アカデミー(NAPE)にて、全国の初等教員訓練校(PTI)の校長に対する研修を実施しました。

今回の研修では、全国のPTIを中心とした、小学校教師の支援ネットワークづくりのコンセプトを共有することを目的として、「横の連携強化」を図る「スタディグループ活動」と「縦の連携強化」を図る「スタディワークショップ」の手法に関する議論を行いました。これらの手法の枠組みの中では、具体的な活動として、「授業研究会(LessonStudy)」や、前フェーズで開発した「教育パッケージ(TP)」の授業改善への活用について話し合いました。

これまでPTIで実施されている教員養成課程(C-in-Ed)では、「カリキュラム(教科書)に書いていないから」という理由で、あまり積極的にTPを活用出来ていませんでしたが、「使うとしたらどのように可能か?」といったように、今回はもう少し踏み込んだ議論ができたように思いました。

2日目は、インターネット会議システムを使ってダッカの初等教育局(DPE)とをつないだ情報共有の場の提供があったり、またNAPEからも、現在改訂中の新教員養成課程(DPEd)に関する情報の共有があったりと、「共有」をキーワードに参加者全員が持っている知識と経験を出し合って、今後のPTIにおける教育改善について大いに話し合うことができました。

文責:総括 相馬 敬