施工監理OJTを実施しました

2017年11月6日

2017年9月末~10月にかけて、施工監理のセミナーと首都ティンプのWangchhu Zam(ワンチュ橋)など、施工中の橋梁現場をモデルにした施工監理OJTを実施しました。
施工監理としては、『品質管理』と『安全管理』の2本柱としています。具体的には、品質管理項目として各施工段階における品質検査(鉄筋、型枠、出来高検査など)について、プロジェクトで作成した検査シートを用いて検査方法を確認しました。また、安全管理項目では、ガイドラインとチェックリストの内容をイラストや写真を使って説明しました。

品質管理担当 廣瀬専門家

品質管理で重要なことは、契約図書に定められた品質を施工過程の各段階において確認することです。道路局(DoR)職員に対しては、チェックリスト及び検査シートを使った品質管理を指導しています。
特に、施工過程の各段階において、必ず品質検査を実施して、合格した場合のみ次工程に移行することと、品質検査に責任を持つためにDoR職員と施工会社職員は検査シートにサインを記入し、お互いが検査シートを保管する(検査の記録を残す)ことが重要です。

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品質管理担当 廣瀬専門家

安全管理担当 野田専門家

安全管理は品質管理と違い、単に官民一体となりガイドラインを守ることだけではなく、関係者全員の安全意識を高め、業者が自主的にゼロ災害を目指して日々努力することが肝要です。参加者はみな関心を持って聞いてくれますが、常日頃からの高い安全意識を関係者全員に醸成するには、継続した活動の必要性や関連省庁との連携の重要性を感じています。

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安全管理担当 野田専門家

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セミナーの状況

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ワンチュ橋での品質管理デモンストレーション