National Skill Competition開催

2015年11月30日（月）から12月4日（金）の5日間にわたり、カンボジア労働職業訓練省の主催による5つの技能種目「National Skill Competition」が開催されました．職業訓練校（同省傘下のほか私立）をはじめその他の教育訓練機関の選り抜きの学生たちがその技能を競いました。
今年は、プノンペンエリアの職業訓練校の1つで、プロジェクトのパイロット校でもある「National Polytechnic Institute of Cambodia（NPIC）」が競技会場になり，カンボジア国内の大会として第5回の開催となりとなりました。

競技種目
1）煉瓦積み（競技参加者数8名）
2）電気工事（競技参加者数8名）
3）溶接（競技参加者数4名）
4）ウェブデザイン（競技参加者数11名）
5）I Tビジネスソリューション（競技参加者数12名）　競技参加者数合計48名

5つの技能種目の競技に出場した学生は、2016年10月19日にマレイシアのクアラルンプールで開催される「ASEAN Skill Competition」に出場する候補生として、今後担当指導教官からの強化指導を受け、更なる技能の向上を目指すことになります。
このカンボジア国内の「National Skill Competition」は、国内の職業訓練校の技能スキルアップを目指すとともに，「ASEAN Skill Competition」への選考会も兼ねて行われています。

国内の技能大会の歴史は浅いですが、労働職業訓練省の職員や傘下の職業訓練校の指導員が，自ら、競技選考から、競技開催，審査，表彰式まで担当を務めるなど，自前の競技大会に向けた心温まる運営姿が印象でした。
また、競技者たちは、各校により技能・技術の差があるものの，プノンペン市の日中温度が35度前後にとどまる中で，汗を拭きながら真剣に競技課題を完成させました．表彰式には、国内のテレビ局から取材があり放映されました。