パイロット税務署での聞き取り調査

2019年4月3日

2019年4月3日、パイロット税務署での聞き取り調査を実施しました。

約2週間前の3月19日にも訪問し、小規模納税者向けの税制(いわゆるSAF(Simplified Accounting Format))について現状の報告と課題について議論をしました。前回訪問後、税務署が小規模納税者に関するデータを提出しましたが、疑問点が複数見られたことから、今回確認のためのミーティングを再度実施しました。

今後、問題点等を明確にしていくなかで、その分析を行う前提となるデータの正確性、緻密性は不可欠ですが、今回のミーティングを通じ、カンボジア側もそのデータそのものの重要性について再認識して頂きましたが、これもまた技術協力の醍醐味の一つでもあります。

なお把握した問題点については、本紙面上では、問題のセンシティブな性質上コメントは差し控えますが、将来の改善事項として、本プロジェクト終了時、カンボジア政府に対し、カンボジア税制の根本的な改革も含めた現状と課題に向けた改善策の提案を行う予定です。

【画像】

パイロット税務署のデータの整合性について質問をする武藤チーフアドバイザー

【画像】

聞き取り調査後の記念撮影