「森林火災管理」研修が始まりました。

2016年3月28日

今年初めての研修となる「森林火災管理」研修の開講式が3月21日、サンチアゴ市内のホテルで開かれ、JICAチリ支所、チリ国際協力開発庁(AGCID)、研修実施機関のチリ森林公社(CONAF)の代表や、エクアドル、ボリビア、キューバなど16カ国からの研修員25人が参加しました。
開講式の冒頭、桜井英充・支所長は「(研修を通じて)日本とチリ、そして参加国の研修員同士の防災の絆を築いてほしい」と挨拶。続いて、リカルド・エレラAGCID長官が「チリと日本は地震災害という共通の課題で繋がった国。その両国が培った防災の経験と知識を、チリにとって重要な国々である中南米カリブ諸国と共有できるこのプロジェクトはとても大切」と話されました。
本研修は3週間続き、ヘリコプターや航空機などの空中消火機材の利用などの実践的な消火活動や、消火活動の実施体制の整備、住民への防火啓蒙活動などについて学びます。また、森林火災が大きな課題となっている世界遺産都市のバルパライソ市、ビオビオ州やマウレ州など南部の森林地帯への視察も予定されています。

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サンチアゴ市内で開かれた「森林火災管理」研修の開講式

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「森林火災管理」研修の参加者たち。