The First Egypt-Japan Workshop on Practical Education for Mechatronics and Roboticsの開催

2014年3月22日

2014年3月22日から26日にかけてE-JUSTにおいてThe First Egypt-Japan Workshop on Practical Education for Mechatronics and Roboticsが行われました。こちらは、日本の実践的なロボット工学分野の教育方法をテーマとしたワークショップで、エジプトの国立大学に所属する学生80名および教員がE-JUSTに滞在しワークショップに参加しました。

ワークショップは大きく2部構成になっており、前半は早稲田大学創造理工学術院長の山川教授、同学院菅野教授による事例紹介が行われたほか、特任教授のサルバトーレ博士より早稲田大学で取り組む授業の様子などが報告されました。その後、これら日本の教育事例を基に、エジプト国での導入方策の検討など活発な議論が行われました。

また、ワークショップ後半は、実際に参加した学生80名が5名程度のグループを作り、レスキューロボットを作成し、その作成されたロボットをもとにレース型のコンペティションが行われました。学生たちは深夜遅くまで3日間にわたり設計と開発に従事し、最終日のコンペティションではE-JUSTの教員も交え大盛況のもと行われました。

『今回は、早稲田大学とE-JUSTで共同で取得したファンドを資金源に、5日間にわたるワークショップを開くことができました。エジプト中の国立大学から相当の参加申し込みがあったものの、場所の関係で80名まで絞らなければいけなかったとのこと。エジプト国の学部教育は大教室における一方向の授業が中心で、学生は教科書にある情報を記憶して試験でよい点数を取ることが目的となってしまいます。今回の実践を通じて、実際のロボットの設計、開発を通じて、よりスピードを出す方法、パワーを出す方法等をチームで共同で取り組み、その実践の中から様々な学びがあったことが終了後のアンケートからも報告されていました。(岡野)』

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