E-JUST職員のABE イニシアティブへの参加

2015年8月20日

E-JUSTの事務職員2名が、2015年9月から2年半、ABEイニシアティブ「修士課程およびインターンシップ」プログラムに参加することが決まりました。
参加するのは、地域・国際部のMina Tadrous職員と人事部のHeba Abbadi職員の2名。Mina職員は、立命館大学大学院の国際関係学科にて途上国における教育や大学の役割について、Heba職員は、立命館アジア太平洋大学(APU)大学院のマネジメント学科にて人事管理を研究するとともに、それぞれの大学にてインターンシップをし、日本の大学運営について学ぶ予定です。
E-JUSTでは、昨年10月に、鈴木副学長(兼学長アドバイザー)を座長としたABEイニシアティブにかかる選考委員会を立上げ、公正・公平な形で参加候補者を募集・選考しました。9名の応募者があり、選考委員会は5名をE-JUSTの候補者として絞込み、JICAの選考に送り出しました。その後、昨年11月から今年5月までJICAによる選考が行われ、最終的に、E-JUSTから2名の参加者が決定しました。
E-JUSTプロジェクトでは、プロジェクトの成果の一つとして、大学運営の強化を行うことになっています。上記2名の職員が日本の大学でそれぞれのテーマを研究し、加えて大学内でインターンを経験した後E-JUSTに戻り、彼らが身につけた日本の優れた大学運営の仕方がE-JUST内で広く共有され、最終的にE-JUSTの大学運営が強化されることが期待されています。

それぞれの職員の意気込

Mina職員

「エジプトの産業発展を後押しするための教育や大学について、日本の事例から学びたい」

Heba職員

「2年半のプログラムを通じて、ビジネス倫理の深い理解や国際的な職場環境への対応を身につけ、E-JUSTの仕事に活かしていきたい」

ABEイニシアティブとは

2013年6月の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)で表明されたアフリカ支援のプログラムで、JICAは、2014年からアフリカの若者が日本の大学院で学び日本企業でインターンシップをする「修士課程およびインターンシップ」プログラムを実施しています。

【画像】

JICA事務所主催の壮行会(8/19)に参加したMina職員(左)、鈴木副学長(中央)、Heba職員(右)