2016年6月26日
E-JUSTの環境工学専攻を支援する東京工業大学から藤井先生が、2月29日から4月4日及び5月7日から6月26日までE-JUSTを訪問し、2016年春学期の講義・演習の実施、専攻会議や入試問題作成、入試面接での審査など専攻運営の支援に携わりました。
「ENV703 Research Seminar on Recent Topics Environmental Engineering」の講義では、博士学生による関連する研究分野の論文レビューやそれに基づく研究計画についてのプレゼンテーションに対して、教員側から既往研究の問題点や既往研究で不足する知見(knowledge gap)、今後の研究計画に向けての改善点等が指摘されました。今期の学生は、沿岸防災や排水再利用などの研究トピックについて議論しました。「ENV702 Advanced Research Seminar on Environmental Engineering」の講義では、環境工学や周辺分野における最近の研究動向についての研究紹介とディスカッションが行われました。また、「ENV604 Environmental processes and systems」の講義では、水環境システムを構成する種々の化学反応プロセスの基礎概念を理解することに重点をおき、水質評価への適用事例も紹介されました。ENV 604は今年度初めて開講されましたが、受講した6名の学生の中には、このような内容の授業を初めて受けたが、興味深い内容だったと感想を述べていました。
藤井先生は、2016年秋学期にもE-JUSTを訪問し、引き続きE-JUSTの環境工学専攻の支援に携わる予定です。