FFSの制度化に向けたFAO・JICA合同ワークショップの開催

2017年6月15日

2017年6月1日〜3日

アジス・アベバの南方300Kmほどに位置するアワサ市で、FFSの制度化へむけたワークショップをFAOと合同で開催しました。連邦農業自然資源省、連邦畜産省、各州の農業及び畜産局の代表者、FFS実施ドナー、NGO、アワサ大学の他、FAO東アフリカ地域エチオピア事務所とケニア事務所代表、ルワンダ政府農業動物資源省代表が集まりました。
1日目の朝の開会式では、JICAエチオピア事務所の山田所長がスピーチを行いました。午後の発表では、プロジェクトの小川総括がJICAのエチオピアでのFFS活動の歴史と、現在オロミア州で実施中のプロジェクトの活動について発表しました。その中では、エチオピアの現行の普及制度に対するFFSの補完的役割が強調されました。

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小川総括による発表

2日目は、午前中に西アルシ県でプロジェクトが実施中のFFSを視察しました。FFSの活動を初めて見る参加者も多く、FFSメンバーの活動や発表内容に関心を示していました。午後には他ドナーが支援するFFSプロジェクトや、ルワンダ農業畜産省の関係者からの発表がありました。ルワンダでは近年、FFSを全国の農業普及アプローチとして採用しており、その制度化までの流れや先進例が説明されました。

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プロジェクトサイトの視察

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FFSの歌を歌いながらサイトに向かうメンバー

3日目は、テーマ毎に分かれて議論し、今後への提言の取り纏めを行いました。エチオピアにおけるFFS制度化へ向けて関係者間での共通認識を高め、今後協働していく課題などが特定できた点で非常に有意義なワークショップであったと思います。

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参加者による集合写真