2018年3月21日
インドネシア国側代表機関であるインドネシア科学院(LIPI)に供与する主要な研究機材の整備が完了し、本格的に共同研究が開始されるところ、2018年3月21日に、LIPIボゴール植物園内サミダホールにて機材引渡式を開催した。インドネシアで広大に広がるアランアラン熱帯荒廃草原地を生産農地に転換し、そこで栽培される植物をバイオマス燃料とバイオマス素材として持続的に利用するための技術開発を行うというプロジェクト目標を達成すべく、バイオマス植物栽培試験前後の植物内成分及び土壌データ分析等を行う研究機材53機種が導入された。
日本側からは、日本大使館、JICAインドネシア事務所に加え、研究代表機関である京都大学生存圏研究所の梅澤俊明教授(本プロジェクト研究代表者)を含め、4名の主要日本人研究者が参加し、インドネシア側からは、LIPI長官のProf. Dr. Bambang Subiyanto、次官のProf. Dr. Enny Sudarmonowatiを始めとした多数のインドネシア研究者が参加した。
また、プロジェクトの研究内容を紹介するため、本機材引渡式に合わせてプレスカンファレンスを実施したところ、多くの現地メディアが詰めかけ、プロジェクトに対する高い関心を喚起することができた。