チビノンでの第4回ソルガム試験栽培終了及び収穫

2019年8月18日

プロジェクトサイトであるチビノンエコパークにて、2019年4月よりソルガムの試験栽培を実施中であったが、順調な生育を果たしたため、同7月に収穫を行った。2017年8月、12月、2018年4月に続き第4回目となる今回は、本プロジェクトにとって最後の大規模試験栽培となる。

種付けから3カ月で2メートル以上の高さに育ったソルガムは、栽培地周辺の地域住民の協力を得て、栽培土壌とともに種子、葉、搾汁液、バガス(残渣)に分け、インドネシア科学院(LIPI)の各研究所に運搬された。今後、バイオマス植物生産のための施肥技術確立、熱帯荒廃草原の生産農地への転換、ソルガムを用いた低環境負荷型木質材料開発といったプロジェクト研究のために必要なデータ収集、解析が行われる。

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チビノンエコパークでのソルガム収穫

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LIPI研究所前で乾燥中のソルガムバガス

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材料として分離、加工されるソルガム