インドネシアにおいて農林水産セクターはGDPの14.4パーセント(BRS, 2013年)を占め、製造業に次ぐ主要産業となっているほか、就業人口の34パーセント(BPS, 2014年)が当該セクターにて就労しており労働力の最大の吸収先となっている。インドネシアにおける主食はコメであり、一人あたり年間コメ消費量は120~130キログラムと多く、コメの自給自足達成は大きな政策課題となっている。土地改良や品種改良により、1984年および2007年にコメの自給自足を達成したものの、現状、タイやベトナムから輸入している。2014年10月に発足したジョコ・ウィドド政権は、コメを含む食糧を輸入に頼らない「食糧…