ブシア郡でのワークショップ実施

2015年7月31日

2015年6月25日より30日にかけての計4日間、ナイロビから陸路で8時間の場所に位置し、アフリカ最大の湖であるビクトリア湖に接する、ケニア西部のブシア郡にて、「PEGRES紹介ワークショップ」および「ジェンダー調査報告書共有ワークショップ」を実施しました。

初日となる6月25日には、ブシア郡および同郡テソ南県の農業・畜産・水産省のスタッフを主たる対象として、「PEGRES紹介ワークショップ」を実施し、ケニア政府のジェンダー主流化政策、PEGRESプロジェクト概要、連携プロジェクトであるEastern Africa Agricultural Productivity Project (EAAPP)のテソ南県での活動紹介、プロジェクトが郡・県に期待する役割などについて説明を行いました。また、翌6月26日から30日にかけては、2014年12月にブシア郡テソ南県にて、キャッサバを対象作物として実施したジェンダー調査の分析結果について、郡・県スタッフおよび農家グループ代表者などの関係者を対象に説明を行い、関係者より、レポートへの提言を伺いました。ワークショップ参加者よりは「レポート案はテソ南県での小規模農家の状況をよく表している」「生産性向上のためには、キャッサバの生産・加工において、青年層の男性と女性の巻き込みがさらに必要であることがわかった」「郡政府には、郡・県レベルそれぞれにおいて、農業分野でのジェンダー主流化を実現できるジェンダー部門を創設してもらいたい」などの意見が聞かれました。

今後、これら提言を盛り込み、ジェンダー調査レポートを最終化し、郡・県政府関係者、EAAPPとともに、本レポートで提案された活動を実施していく予定です。

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PEGRES紹介ワークショップの模様

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ジェンダー分析調査結果を発表する原田専門家

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ジェンダー分析調査の結果を発表するカウンターパート

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意見を述べるワークショップ参加者