ウドムサイ森林管理活動

2019年5月28日

JICAはルアンプラバン県で長年にわたり参加型森林管理を支援しており、2019年4月より、その成果をウドムサイ県にも拡大する活動を開始しました。ウドムサイ県との協議の結果、対象地は県の主要な河川であるベン川の流域で、かつADB農村インフラ開発プロジェクトの上流域にあたる5村を対象とすることとしました。ベン川は、飲料水等の基本ニーズの充足だけでなく、農業用水、水力発電用水として利活用されていますが、この上流域では、焼畑や農地拡大による森林減少や劣化が継続して進行しており、流域の保護林管理の強化が急務となっています。

F-REDDでは、各村で社会経済調査を実施して村落や森林の概要を把握した上で、村落の森林管理委員会の設立や村落土地利用計画の見直し、カルダモンの植栽を進めてきました。実施に先立ち、今までJICAが能力強化を図ってきたルアンプラバン県の農林業普及員が講師となり、ウドムサイ県の普及員に技術研修をした上で活動を行っています。

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各村の状況を把握するための社会経済調査

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ルアンプラバン県の農林業普及員による技術研修