日本モンゴル教育病院の医師たちを対象に指導医養成研修が開催されました

2020年1月17日

1月15日~17日、日本モンゴル教育病院の医師たちを対象に、指導医養成研修が実施され、Altansaikhan院長はじめ24名の医師たちが研修に参加しました。

日本モンゴル教育病院は、日本の支援で建設された病院です。現在、すでに診療は開始されていますが、研修医が研修できるようになるまで、もう少し研修環境の整備が必要です。十分な数の指導医を育成することは、研修病院としての指定を受けるための必須要件の一つですので、日本モンゴル教育病院で効果的な研修を実施できるようになるために、今回の指導医養成研修はとても重要です。

また今回の指導医養成研修は、日本モンゴル教育病院から研修に関する費用が拠出されたそうです。過去にも、病院から依頼を受けて指導医養成研修を実施したことはありますが、このように病院単位で指導医を養成することは、同時に多くの医師が同じ内容を学ぶことができますし、病院の現場や課題を共有している仲間同士での研修ですので、より現場の課題の解決を意識して研修に取り組むことができますので、効果の高い研修になることが期待できます。

この指導医養成研修は、すでに研修の管理、実施運営はモンゴルの方達だけで行うことができますので、プロジェクトが深く関わることはありませんでした。でも、日本で行われている指導医養成研修をモデルに開発されたこの研修を受けて育成された指導医たちが、日本モンゴル教育病院で活躍することは、非常に嬉しいことですし、感謝なことです。モンゴルの人たちが必要とする医療を提供できる医療人材を育成していくため、プロジェクトでも引き続き、必要とされる技術支援を行っていきたいと考えています。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

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参加者・ファシリテーターたちの集合写真

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3つのグループに分かれ協議している様子