特別学校4校にて勉強会を開催しています

2015年12月22日

知的障害対象の特別学校(注)4校にて2週に1度、全教員を対象に勉強会を開催します。

11月30日から12月16日の間に行われた第1回勉強会では、日本の「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を紹介した後、実際に仮のフォーマットを使って指導計画を立てる実習を行いました。子どもの実態はもちろん、保護者や教員の願いも踏まえ、その子どもに合う指導はどのようなものなのか、教員一人一人が真剣に考え計画を立てました。実習後の感想では、「こうした計画を立てることで、子どもの小さな成長を見逃さないようにすることができる」や「その子どもにあった指導内容を考えるのが難しかったが、非常に大切だと感じた」という声が聞かれました。
第2回目勉強会(12月17〜22日)では、第1回目に記載した指導計画に対し、守屋専門家がフィードバックを行った後、本邦研修に参加した4名の教員が日本で学んだことについて発表しました。特に、日本では学年や障害種別を超えた交流や通常学校との交流及び共同学習が盛んにおこなわれていることが紹介され、是非、モンゴルの学校でもこうした活動を実践していきたいとのことでした。

プロジェクト・チームでは、今後も教員たちのニーズに応えるべく、勉強会を継続的に実施していきます。

(注)日本の「特別支援学校」に相当する。

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