日本特殊教育学会の第56回大会でポスター発表を行いました

2018年11月6日

日本特殊教育学会は、1963年に設立し学校教員や医療、福祉関係者など幅広い実践研究者を会員とする学会です。第56回目となる今大会では、記念講演やシンポジウムのほか、40演題の口頭発表、145演題の自主シンポジウム、608演題のポスター発表が行われました。

モンゴル国障害児のための教育改善プロジェクト・チームでは、「モンゴルにおける障害のある子どもに対する教育(1)学校教育の現状と課題」、「モンゴルにおける障害のある子どもに対する教育(2)通常学校における学習や行動に課題のある児童の実態」という2つの演題でポスター発表を行いました。前者のポスターではモンゴルの障害のある子どもを取り巻く教育状況を説明し、課題を示しました。後者のポスターでは、一緒にプロジェクト活動を実施している通常学校において行った、学習や行動に課題のある児童の実態調査の結果を発表しました。

ポスター発表の多くが国内での取り組みの紹介や研究であり、モンゴルの課題に興味を持ってくださる方がいるかどうか不安もありましたが、大学教員や学生、小学校教諭など20名ほどの方が足を止めて説明を聞いてくださいました。また、ほかのポスター発表や自主シンポジウムを通して、日本の特別支援教育の取り組み内容や課題についても学ぶことができました。通常学校で障害のある子どもが学ぶ際の合理的配慮や評価の方法など、プロジェクトにおいて今後検討しなければならない課題についてさまざまな示唆を得ました。

【画像】

ポスター

【画像】

ポスター

【画像】

特殊教育学会写真