プロジェクトの詳細計画策定が進んでいます。

2014年10月25日

公平な教育振興プロジェクト中央レベルのカウンターパートであるモロッコ教育省は、プロジェクトに対して強いオーナーシップを発揮しています。日本側・モロッコ側双方が納得して実施するプロジェクトとなるよう、10月21・22日の2日間にわたりプロジェクト関係者27名を集めてワークショップ(W/S)を実施し、プロジェクトの実施体制や全体計画を見直すとともに、教育の質分科会、アクセス分科会、モニタリング・評価分科会の3分科会でそれぞれの活動計画を策定しました。同W/Sにおける提案はプロジェクト概要書(Cadre de Reference)(案)にまとめられ、中央だけでなく地方関係者からも広く意見を聴取、合同調整委員会で承認後、活動が本格的に開始される予定です。

また、同W/S開催に合わせてJICA評価部の支援を得て、プロジェクトのインパクト評価の実施可能性を調査しました。モロッコが導入を進めている生徒一人ひとりの成績などに関するデータベース(「マサール」(アラビア語で「あゆみ」の意味)という名前がついています)を活用することで、十分に評価可能とのことで、モロッコの既存の仕組みを使いながら、プロジェクトのインパクトを厳密に測定する可能性を確認できました。

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モニタリング・評価分科会(10月21・22日開催W/S)

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教育の質分科会(10月21・22日開催W/S)

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アクセス分科会(10月21・22日開催W/S)

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対象州関係者・小学校校長から電子指導要録記入についての聞き取り(10月24日)