零細漁業開発:沿岸漁業管理

2016年4月30日

2016年3月〜4月

ベナン(2)、カメルーン(2)、コートジボアール(2)、コモロ(1)、ギニア(2)、ガボン(2)、マダガスカル(1)、セネガル(2)、モーリタニア(2)から合計16名の研修員をITPMララシュに招聘し、26日間の研修を実施しました。この研修には、東京海洋大学の馬場教授が特別参加し、日本の沿岸漁業や資源管理の取り組みについて紹介する特別セミナーを実施しました。日本でも第一人者である馬場教授のセミナーは、現地水産関係者に大きな感銘を与えました。馬場教授はJICA横浜で実施される水産分野における各種課題別研修でも講師、コメンテーター、アドバイザーなどを勤めていらっしゃいます。今回のモロッコ訪問は、馬場教授にとって初めてのアフリカ訪問となり、アフリカの水産現場、長年わたる日本の協力の成果について理解を深めていただくことできました。次回はぜひサブサハラの国を訪問していただきたいものです…。

講義・実習:持続的な沿岸漁業管理、違法漁業の監視・モニタリング、漁獲選択式の漁具漁法、人工魚礁による漁場整備、など。

視察:漁港・水揚げ場の訪問、漁業組合と行政による海藻収穫管理、人工魚礁による漁場整備事例、ラグーン域でのカキ養殖、など。

演習:国別問題分析、アクションプラン作成

特別セミナー:東京海洋大学・馬場治教授による、日本の沿岸漁業管理事例の紹介

【画像】