第一回合同調整委員会の開催

2014年11月13日

国際民間航空機関の方針に基づいたミャンマー連邦共和国における、地上ベースの航空保安システムから衛星技術を使用した次世代航空保安システムへの移行に伴い、ミャンマー国の関係機関である民間航空局の職員の能力開発向上を支援するための技術協力プロジェクト「次世代航空保安システムに係る能力開発プロジェクト」の長期専門家として、チーフアドバイザー/航空保安システム計画、航空管制訓練、管制技術訓練、業務調整/性能準拠航法(PBN)訓練補助の4名が2014年9月1日付けでミャンマー国に派遣されてきました。

この度、2014年10月23日に日本側と民間航空局との間で第一回合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)が開催され、今後4年間の活動計画、及び本年11月から来年3月までの具体的な短期の活動計画として以下について確認されました。

(1)ミャンマー国における次世代航空保安システムの整備に係るマスタープランの策定において、航空保安システムの現状分析を行う。
(2)PBN飛行方式の設計において、必要な情報及び無償資金協力で納入されるPBN飛行方式設計SWの動向を把握する。
(3)衛星を使用した次世代の通信/監視システムの不具合分析のために訓練体制やマニュアルについて確認する。
(4)民間航空訓練校において、航空管制官の訓練向上に必要な情報を収集する。
(5)民間航空訓練校において、管制技術官の訓練向上に必要な情報を収集する。

委員会では日本側及び民間航空局のタスクフォースメンバーがそれぞれ準備したプレゼン資料を発表し、活発な質疑応答の後、今後の活動が合意されました。

これからは日本側及び民間航空局の間で合意された内容に基づき、活動していく予定です。

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会議の様子