第三国研修(フィリピン国及びベトナム国)

2015年3月13日

本プロジェクトの活動の一つである、衛星技術を使用した次世代航空保安システム(Communication, Navigation and Surveillance / Air Traffic Management(CNS/ATM)system)の導入計画を策定する「CNS/ATMマスタープラン策定」タスクフォースメンバー3名が、2015年1月27日から29日までフィリピン国、及び2015年1月29日から31日までベトナム国で実施された第三国研修を受講し、チーフアドバイザーが同行してきました。
この第三国研修は、国際民間航空機関の方針への日本の対応及びCNS/ATMシステムの整備状況等を学習する目的で2015年1月18日から27日まで実施された本邦研修に引き続いて、同じ3人のタスクフォースメンバーがミャンマー国と同レベルの航空交通量のフィリピン国及びベトナム国のCNS/ATMシステムの整備状況を確認することにより、実践的かつ効果的なCNS/ATMシステムのマスタープランを策定できる能力の向上を狙ったものです。
参加した3名は、フィリピン国ではミャンマー国の民間航空局が計画しているAir Traffic Management Centerを視察することで、具体的な建物の容積や必要なシステム等を理解し、ベトナム国では衛星技術を使用したAutomatic Dependent Surveillance/Controller Pilot Data Link Communication system等の導入に関する基本的な知識を習得することができました。今後同メンバーが具体的なイメージをもってマスタープランを策定することが期待されます。

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CNS/ATMプロジェクト概要説明(フィリピン国)

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ホーチミンACCの運用及びシステム説明(ベトナム国)