第二回合同調整委員会開催

2015年5月14日

2015年4月2日に日本側とミャンマー民間航空局との間で第二回合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)が開催されました。昨年9月にこのプロジェクトが開始され、半年が経過しましたが、今回のJCCは、昨年の10月に4年間の活動計画及び2014年11月から2015年3月までの具体的な活動の内容を関係者間で合意した第1回合同調整会議に続くもので、今年度のスタートに際して重要な会議になります。
参加者は、JICA側がJICA本部、JICAミャンマー事務所、我々長期専門家、民間航空局側がプロジェクト・マネージャーのTike Aung Air Navigation Safety Directorをはじめ、(1)CNS/ATMマスタープランの策定、(2)性能準拠型航法(PBN)導入のための飛行方式設定、(3)衛星技術を使用した監視/通信システム(ADS/CPDLC)の性能監視及び不具合解析、(4)民間航空訓練校における航空管制官の訓練教材改善に係る能力開発、(5)民間航空訓練校における航空管制技術官の訓練教材改善に係る能力開発のそれぞれの活動のタスクフォースメンバーが一堂に会しました。委員会では、2014年11月から2015年3月までに実施した活動内容及び2015年4月から2016年3月までに実施する具体的な活動内容について、JICA及び民間航空局が各々準備したプレゼン資料に基づき説明を行い、以下について合意されました。

(1)次世代航空保安システムの整備に係る長期、中期及び短期のCNS/ATMマスタープランを策定する。
(2)PBN飛行方式の設計の能力を向上させるための訓練等を行う。
(3)ADS/CPDLCの品質評価及び不具合分析に係る訓練等を行う。
(4)民間航空訓練校において、航空管制官のための訓練体制を構築する。
(5)民間航空訓練校において、航空管制技術官のための訓練体制を構築する。

今後も引き続き日本側及びミャンマー民間航空局の間で合意された内容に基づき、活動していく予定です。

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第二回合同調整委員会の様子