第三回Joint Monitoring会議の開催

2015年10月20日

ミャンマー連邦共和国の運輸省民間航空局の職員の能力開発向上を支援するための技術協力プロジェクト「次世代航空保安システムに係る能力開発プロジェクト」が開始されて約1年が過ぎました。
2015年9月7日、JICAと民間航空局による第三回Joint Monitoring会議が開催されました。これまでのJoint Monitoringは二回の合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)に合わせて開催していましたが、今回はJoint Monitoring単独での開催となりました。
今回のJoint Monitoring会議では、2015年4月に開催された第二回合同調整員会から8月までの具体的な活動の内容や2016年3月までの活動等について関係者が確認、合意することを目的としており、本プロジェクトの進捗を管理するための重要な会議になります。
JICA側からはJICAミャンマー事務所とプロジェクト専門家、民間航空局側からはプロジェクト・マネージャーのMr. Tike Aung(Air Navigation Safety Director)をはじめ5つのタスクフォース(注)のメンバーが一堂に会する大規模な会議となりました。
4名のプロジェクト専門家がそれぞれの活動の説明を行い、DCAからは、プロジェクト専門家への謝意に加えて、次のようなコメントがありました。

1)CNS/ATMマスタープラン策定におけるAsia/Pacific Seamless ATM Plan導入のためのATFM分野の短期専門家の派遣を希望する。
2)PBN方式設計において、地上検証と飛行検証の実施に係る支援を希望する。
3)また、AEROTHAIとのRAIM 予測情報の契約に関する相談や助言をお願いしたい。

今後は、今回の会議の合意事項と上記のコメントを踏まえて活動していく予定です。

(注)1)CNS/ATMマスタープラン策定TF、2)性能準拠型航法(PBN)導入のための飛行方式設定TF、3)衛星技術を使用した監視/通信システム(ADS/CPDLC)の性能監視及び不具合解析TF、4)民間航空訓練校における航空管制官の訓練教材改善に係る能力開発TF、5)民間航空訓練校における航空管制技術官の訓練教材改善に係る能力開発TF