地方6空港のVOR進入方式導入に係る関係者会議の開催

2015年10月20日

プロジェクトでは、ミャンマー国内の17空港への性能準拠型航法(PBN)の導入を目指しています。今回、プロジェクトで支援した6空港(バガン空港、ヘホ空港、タチレク空港、タンダウェ空港、ミッチーナ空港、シットウェ空港)におけるVOR(VHF Omnidirectional Range)進入方式に関する関係者会議を10月8日に開催しました。

今回の会議は、DCAが主体的に実施したもので、方式設計者、各空港の空港長及び航空会社のパイロットが参加しました。
飛行方式設計者が、各空港に導入予定のVOR進入方式について、設計図書やAIPチャート図を用いながら説明した後、パイロット、空港長からコメントを求め、運用上の問題等について意見交換を行いました。
今回の会議の大きな成果として、1)カウンタパートが関係者会議の必要性について認識を高め、主体的に会議を実施したこと、2)各方式設計者が、責任を持って資料を作成し説明したこと、3)プロジェクトで訓練した安全性評価、品質管理の知識を活かした議事録を作成し、協議の要点をまとめたこと、等を挙げることができます。
会議では、新方式について多少の修正はあったものの大筋で合意がなされました。また、関係者が一堂に会した意見交換を通じて、飛行方式設計の担当者が、パイロット(方式運用)や空港長(空港環境条件)の業務をより深く把握することができました。
これらの6空港の進入方式ついては、今回の会議の結果を踏まえて修正し、順次公示していくことになります。

【画像】

VOR方式にかかる関係者会議の様子