ペルーは、アマゾンに属する東部の熱帯林地域を代表に世界第9位の森林面積を有しています。更に、アマゾンに広がる湿地の地下には、地球上の森林の貯蔵量の2倍近くの炭素を固定していると推計されている泥炭地が存在します。しかし、違法伐採や農地転換などによりこれら森林や湿地の減少や荒廃が進んでおり、持続的管理体制の強化が森林湿地生態系の保全、ひいては気候変動対策上の重要課題となっています。この協力では、ペルーアマゾンの森林湿地生態系管理能力の強化を目的として、湿地マッピング技術や森林モニタリングシステム、州やコミュニティの自然資源管理能力の強化を支援します。