台風に強い校舎建設・人材育成−小学校を再建し、子ども達の学習環境改善に貢献する−

2016年4月14日

Leyte州Tanauan町でも、他の自治体と同様、台風ヨランダの暴風により数多くの施設・住居が全壊しました。Tanauan町にあるCamire小学校も校舎が半壊し、子ども達は仮設校舎での学習を余儀なくされていました。

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プロジェクトでは、Camire小学校の再建を行うことを決定し、建設工事を進めてきました。工事の実施にあたっては、前回の記事でもお伝えした、技術教育技能訓練庁(TESDA)と協力し、TESDA建設関連研修卒業生、自治体職員及び現地作業員への技術指導も組み込み再建に取り組みました。
そして、ついに校舎は完成の日を迎えました。校舎の完成式典は、教育省、TESDA、Tanauan町の住民、在フィリピン日本大使館など、多くの関係者が参加し、校舎再建の喜びを分かち合いました。Camire小学校の校長先生は「校舎が再建できたことは本当に幸せなことです。子ども達の学習環境が大きく改善され、また、万が一災害が発生した際にも、地域住民の避難所として活用できます。」とのメッセージを寄せています。

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卒業生と先生たち

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完成した校舎

そして今年の3月20日、新校舎で初めての卒業式が行われました。卒業を祝う保護者や先生たち、新しい校舎で元気いっぱいに走り回る子ども達の姿がとても印象的でした。

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卒業式を祝って踊る子供たち

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卒業式の集合写真