特殊橋梁日常維持管理の現場研修を実施しました

2016年9月5日

2016年8月9日から10日(リージョンIII、パンパンガ)16日から17日(リージョンVII、セブ)で、特殊橋梁日常維持管理に関する現場研修を、DPWH技術者、合計約70名の参加を得て実施しました。研修は2日間で実施し、1日目は特殊橋梁日常維持管理業務に係る講義、2日目は特殊橋梁を使っての日常維持管理作業の実習を行いました。1日目の講義では、日常維持管理業務の重要性、特殊橋梁と一般橋梁の違い、具体的な作業項目等についてJICA専門家を中心としてプレゼンテーションを行い、2日目は、特殊橋梁を活用して維持管理作業の種類、内容、手順、施工にあたっての留意すべき点等について、JICA専門家から実際の作業を通じて指導を行いました。対象特殊橋梁は、バンバン橋(鋼アーチ橋)、マルセロフェルナンド橋(エクストラドーズド橋)において実施しました。また、参加者はグループ別に討議を行い、今後の取り組みへの課題等についてプレゼンテーションを行いました。質疑応答では、橋梁維持管理実施にあたっての課題、作業方法等に関わるコメントが多数出されました。今回の研修を通じて、DPWHエンジニアは、日常維持管理の必要性、特に特殊橋梁の維持管理の重要性について学び、今後、維持管理作業へ取り組んでいく、大変有意義な研修となりました。

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OJT開催状況(リージョンIII)

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専門家による橋梁維持管理講義(リージョンVII)

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鋼橋部分塗装方法を学ぶ参加者(リージョンIII)

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高圧洗浄機による伸縮装置清掃訓練(リージョンIII)

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ケーブル定着部補修補修を学ぶ参加者(リージョンVII)

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参加者によるプレゼンテーション(リージョンIII)