第6話:ロブスター、ああロブスター

2010年6月21日

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ロブスターの大きさに圧倒される!金田特派員(専門家)が小さく見える

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箱の中はロブスター、ああロブスター

うまい、最高!もう食べれない、、、と思うまでロブスターを食べた経験は人生に何回あるだろう?ここシエラレオネではお望みならば何度も味わえる。

なんともばちあたりな、という声も聞こえてきそう。いいんです。日ごろの激務から開放され、シエラレオネの自然が恵んでくれたロブスターで舌鼓を打ち、ビーチの波の音、シーブリーズで癒され、また走りだすことが出来るから。

ビーチを歩いていると地元の人がぷりぷりの活きた巨大ロブスターを持ってくる。「おいしいよ〜。すぐ料理するよ。値段は1匹で60,000Leone(約1,400円)だよ。安いよ〜」と声をかけてくる。「ロブスターは沖の岩場に行ってとって来るんだよ」。捕ったロブスターは箱に入れて、海に浮かべておく。注文が入るとお店の人が海に入って、ロブスター入りの箱を持ってくる。まさに天然のいけすだ。

「すぐできるよ」と言うものの、注文してから炭焼きロブスターが出てくるまで1時間以上はかかる。この間、海と風に癒され、お腹はさらに減る。炭で焼かれたロブスターの香ばしい香りが漂うと期待で胸が一杯になる。

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この炭火焼が素材を活かす

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プレートにはロブスターが山盛り。幸せな瞬間!

そしてそのときが来た。目の前に出されたロブスターはなんとひとつの皿に山盛り。既に空腹は絶頂に達し、そのおいしさは何倍にもなる。ナイフとフォークが目の前にあるが、手づかみで殻の中身を取り出していただきま〜す。こりこり、ぷりぷりという音が聞こえてきそうだ。弾力があって、しかも甘みがある。「自然の恵み、そして漁師さん、ありがとう。また明日も精一杯生きよう」。そんな声がどこからか聞こえてきそうだ。

(平林リーダー)