プロジェクト進捗状況：雨にも負けず、パイロットプロジェクト進む

2010年7月23日

現在支援中のコミュニティレベルの社会・経済基盤整備パイロットプロジェクト11件（カンビア県8件、ポートロコ県3件）のうち、2件（カンビア県）の工事が完了した。

雨期に入っているにもかかわらず、工事の実施主体である住民グループは工事を着実に進めている。そのうち1件は工事が完了し、先日引渡しを無事完了した（詳細は速報ニュースをご覧ください）。

専門家チームはワード委員会、県議会のパフォーマンスのアセスメントのためのモニタリング、支払いのための書類や県議会が行う調達のチェックなどのために忙しい日が続いている。

Before: 改修前の井戸

After: 改修後の井戸。柵と排水路も

10月から工事開始予定のフィーダー道路改修工事に向けた準備も進んでいる。道路は教育、保健、農業などすべてのサービスをつなぐ基礎インフラである。現在、工事対象地域を決める段階に入っているが、県議会には農業、教育、保健、給水などの県事務所と連携した地域開発の視点で改修対象道路の議論をするように働きかけている。

左から2番目が州大臣。マケニ市にて。

また、北部州の州都マケニ市に内務地方自治地域開発省本省次官と表敬およびプロジェクト進捗の報告を行った。北部州には現在支援しているカンビア県、ポートロコ県の他に3県ある。本プロジェクトでは近い将来北部州5県において主に県議会職員を対象に研修も行う予定だ。コミュニティ、県、州といった様々な視点からシエラレオネをとらえ、地域開発で活躍する人々の支援をしていく。

（平林リーダー）