第2回セミナー開催、第2回運営指導調査団の活動、第2回国別研修実施

2016年12月28日

第2回セミナー開催

NSDIの構築・運用で重要な役割を担うSteering Committee(S/C)の設立意図を含むプロジェクトの諸活動を広く知っていただくことを目的にした第2回セミナーを2016年11月9日にキーウで開催しました。

セミナーでは、日本、欧州各国でのNSDI構築・運用の実情報告やS/C設立の法的背景となるウクライナ国のNSDI法案の制定の現状、そしてプロジェクトの進捗状況の報告が行われました。

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欧州のNSDI

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ウクライナのNSDの現状

第2回運営指導調査団の活動

プロジェクトの運営を指導する運営指導調査団は、2016年11月にキーウを訪問しその業務活動を行いました。

運営指導調査団は、プロジェクトやC/Pを指導する観点から、C/P及びプロジェクトの関連機関を対象にして、日本におけるNSDI推進の法的背景、推進母体の組織構造と役割、推進事例及び推進体制における国土地理院の役割やデータの利活用の実状の説明・講義が行われました。

また運営指導調査団は、キーウ滞在中の期間に実施されたC/P主催の地理空間データのインフラ開発戦略ワークショップであるEUのTAIEX NSDI会議に参加し、EU諸国のNSDI構築・運用の実施状況に触れ、本プロジェクト指導の参考にしました

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TAIEX NSDI会議でのEU諸国の発表

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TAIEX NSDI会議の主な出席者

第2回国別研修

第2回国別研修は、2016年12月5日から12月16日までで実施されました。

本研修の目的は、日本におけるNSDI構築・運用におけるICT技術の動向把握です。

本研修には、ウクライナ国から8名(国家土地台帳センター:5名、測地・地図研究所:2名、Vinnytsia市役所:1名)の研修生が参加しました。

研修では、国土地理院、NSDI推進機関、地方自治体(三重県)、NSDI関連の民間企業でのNSDI構築・運用におけるICT技術の現状・動向の見学や講義が行われました。

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三重県での研修

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民間企業での研修