2015年度の短期研修が行われました

2016年4月1日

3月19日、日本での4週間の短期研修を終えて、4名のベトナム側カウンターパートが帰国しました。

研修生は、ベトナム国立畜産研究所から3名、生物工学研究所から1名の計4名。受入れ機関となった農業生物資源研究所(現、農研機構生物機能利用研究部門)および農研機構畜産草地研究所(現、同畜産研究部門)において、それぞれ(1)精子凍結分野(2)RT-PCR解析分野(3)マイクロサテライト解析分野(4)体外胚生産分野で、研修を受けました。

体外胚生産分野の研修を受講した生物工学研究所のホンさんは「4週間の研修期間の3回の実験を経て、体外胚生産の確かな技術を身につけることができたと実感している。」と述べ、研修成果を活かして今後のプロジェクト活動に臨む意欲をみせてくれました。畜産研究所から参加した3名のカウンターパートらも、これからまさにプロジェクトで必要とされる技術をタイムリーに習得できたことは今回の研修の大きな収穫と話していました。

本プロジェクトは2年目を迎え、在来ブタの探索と遺伝子解析が一層加速して進められます。昨年度は4省にて遺伝子資源を収集しましたが、今年度は11省にて実施を予定しています。

(文責 山岸信子 プロジェクト業務調整員)

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体外胚生産の実験に取り組むホンさん。